はじめに 今回はiTerm2にて「左Option」+「←」「→」で単語移動を可能にする設定を行いたいと思います。 そもそも何故このキーマッピングが良いのかという話ですが、Macが標準ではiTerm2以外の操作で単語移動を「Option」+「←」「→」に割り当てているケースが多く汎用性が高いからです。 前提 ここでは下記のツールを使用しているものとして話します。 シェルzsh仮想端末iTerm2 iTerm2で設定すると失敗した ググるとよく出てくるのがiTerm2の設定から「左Option」+「←」「→」を、iTerm2の単語移動の標準ショートカットキーである「Escape」+「f」「b」にリマップするという方法です。 自分はこの設定では上手くいきませんでした。恐らくこの記事を読んでいる皆様も同じ結果だったのではないでしょうか。 具体的なエラー内容としては[Cとか[Dが標準出力に表示されるだけで単語移動が行われなかったのです。 .zshrcでキーバインドする そこで今回はiTerm2からリマップするのを諦めて、zshにキーバインドを設定する方法をとったところ動作しました。 下記の設定を.zshrcに追記して下さい。 bindkey... 御覧になる | 御シェアする
カテゴリー: shell
w3mというテキストベースブラウザでターミナル上でブラウジング
tcpdumpでFargate内のトラフィックを確認する
/dev/urandomを活用する
fzfとAWS CLIでFargateへの接続を楽にする
task-spoolerを使ってLinuxでジョブキューイング
ジョブキューイングとは 過去にRabbitMQの記事でも触れたことがあるのですが、今回はLinuxでジョブキューイングを行う方法をまとめてみました。 ジョブキューイングはまず何か時間の掛かる処理(ジョブ)を、キューと呼ばれる場所に貯めていきます。そして溜まったジョブを逐次実行していくという仕組みのことです。 例えば時間の掛かる計算を何度もしないといけない状況を想像してみて下さい。これを一度に全て実行しようとすると完了するまで他のことが出来なくなってしまいます。 こんな時にジョブキューイングでは処理を細かくジョブに割りキューに詰めてからバックグラウンドで逐次実行することでリソースを独占することなく処理出来るのです。 準備 Linuxでジョブキューイングするには様々な選択肢があるのですが、今回はtask-spoolerを使用します。下記のコマンドを実行して下さい。 $... 御覧になる | 御シェアする
【Linux】bcコマンドの計算結果を3桁区切りで出力する
はじめに 以前こちらでお話しましたが、Linuxにはbcという計算コマンドがあります。簡単な計算であればわざわざ電卓を取り出すこともなくCUIからbcコマンドを実行すれば一瞬で済んでしまいます。 但しbcコマンドには出力結果が3桁区切りで表示出来ないという欠点があります。多少は調べてみましたがbcコマンドのオプションにも、代替コマンドにも3桁区切りで出力してくれそうなものはありませんでした。 という訳で今回はbcコマンドのインタラクティブモードを活かしたまま3桁区切りでの出力がされるように拡張してみたいと思います。 コマンドライン ワンライナー 早速ですが下記のコマンドを実行してみて下さい。 $... 御覧になる | 御シェアする
【Linux】タイムスタンプが古いファイルを削除する
死んだ後の話 誰しも見られたくないファイルの一つや二つはあるものかと思います。アカパスや日記、個人情報など誰にも見せたくないけれど、保持していなければならないファイルはよくよく考えてみると結構あります。 それらは今は気にしなくてもいいのですが、自分が死んだり記憶を失ったりなどして長時間触れなくなった時にどうなるのでしょうか?誰かに見られてしまうのでしょうか?法律的にどういう扱いを受けることになるのかは分かりませんでしたが、データを消さない限り自分の知らないところでファイルが開かれる可能性はゼロではありません。 死んだ後のことなど正直どうでもよいのですが、気になってしまったので長時間アクセスの無いファイルをタイムスタンプから判定して自動で削除するスクリプトを作成してみたいと思います。 dateコマンド dateコマンドに-rオプションを付与するとファイルの最終更新日時を取得することが出来ます。+%sでUNIX時刻形式で出力します。 $... 御覧になる | 御シェアする