レジスタをfzfで参照するVim scriptを書いた

レジスタについて レジスタはヤンクや削除を行った際に対象の文字列を保存しておく領域のことを指します。細かい説明は省きますが、デフォルトで保存される「無名レジスタ」や直近の削除したものがスタックされていく「番号付きレジスタ」、クリップボードと連携される「クリップボードレジスタ」など色々なレジスタが存在します。 :registersか:regのExコマンドでレジスタの一覧を表示することが出来ます。またヤンクやペーストをする際に各レジスタを指定することで狙ったレジスタに保存したり、ペーストすることが出来るのです。 fzfで参照したい 一見便利そうなレジスタですが種類が多過ぎてどこに何を保存しているのか分からなくなることがあります。という訳でfzfと組み合わせてレジスタを曖昧検索で参照して貼り付け出来るようにしたいと思います。 fzfが何か分からない方はこちらをご覧下さい。 最終的に下図の様なものになります。 ※この後作成するコマンドを実行するとレジスタの検索窓が表示されて選択すると貼付けされるイメージ Vim... 御覧になる | 御シェアする

Tips Of Vim

はじめに 一記事にするには短いけれども、有用な発見や記録しておきたいVimに関連する事象を不定期更新でここにまとめたいと思います。 直前に開いていたバッファを開く Vimにはマークという概念が存在します(詳しくはこちら)。このマークの中で最後に開いていたバッファに該当するマークが存在します。それをvimコマンドのコマンドライン引数に渡すことで最後に開いたバッファを開きながら起動することが出来ます。 下記は関数として~/.zshrcに追加するパターンです。 vip()... 御覧になる | 御シェアする

Vimのmessageをクリップボードにコピーする。そして検索する。

messageについて Vimのmessageをご存知でしょうか?Vimにおけるmessageとは画面下部に表示されるメッセージやエラーメッセージのことです。例えばVimを立ち上げて適当に編集した後保存せずに終了しようとしてみて下さい。 下の画像の様なお馴染みのメッセージが出力されます。 このmessageですが実は過去のものも参照する事が出来ます。:messagesコマンドをコマンドラインから実行して見て下さい。過去のメッセージやエラーメッセージが表示されるかと思います。 やりたいこと messageにはaleプラグインが表示してくれるLinterなどの警告文も表示されます。今まで警告内容を解消したい時、解消方法が分からない場合は手打ちでGoogle検索を行っていました。この作業が非常に面倒くさいのでクリップボードレジスタにmessageを一発でコピーするキーバインドを作成したいと思います。 vimrc編集 :nnoremap... 御覧になる | 御シェアする

fzf.vimとripgrepでファイルと全文を曖昧検索する

fzf.vimとripgrepとは fzfとはGo言語で開発されたコマンドラインで曖昧検索をするためのツールの事です。導入することでファイルやコマンド履歴に曖昧検索をかけて素早く参照することが可能になります。またGo言語で開発されていることは移植性が高くパフォーマンスも高いということになります。 fzfを利用したfzf.vimというVimプラグインがあり、これを利用するとVim内のファイル検索が非常に使いやすくなるので今回導入して使ってみたいと思います。 次にregrepは指定のディレクトリ内のファイルを再帰的に検索するツールです。grepコマンドをリッチに使い易くしたものというイメージです。fzf.vimプラグインと組み合わせることでVimgrepをより使い易くなりますので、fzf.vimプラグインと一緒にインストールしてみます。 ※動作環境はmac... 御覧になる | 御シェアする