Linux環境でHDDを増設した話

ストレージ構成について

今まで使っていた秘蔵のSSD250GBがぱんぱんになってきたので、HDDを増設したいと思います。

裸族シリーズとかの外付けhddを買って一瞬で増築するのも楽なのですが、せっかく腐っていたデスクトップがあったので、そちらに4TB×3のhddを購入して内臓することにしました。

しかし、ただ増築するのは面白くないので、ディスク3つならではのRAID5をこの際構築してみたいと思います。
※諸事情で今回は出来ませんでしたmm
※RAID5の説明のみでございます。

RAID5とは

RAID5を説明するにはRAID0から順を追って説明すべきなのですが、ここでは割愛させて頂きます。ザックリ言うとデータをディスクに書き込む際に一連のデータを3つのディスクに分散かつ、パリティデータという修復用のデータも併せて書き込むことで、速度を落とさずにバックアップを取りながら書き込む事が出来るというディスク構成のことです。

RAID5にはディスクが3つ以上必要で、データを書き込む際にパリティデータを含む3つに分割し、それぞれのディスクに書き込んでいく。こうすることでディスクが一つ壊れたとしても残りの二つから失われたデータを呼び戻すことが可能になります。しかも書き込む速度を落とすことなく。

HDDを追加

# fdisk /dev/sda

コマンド (m でヘルプ): n
Partition type:
   p   primary (0 primary, 0 extended, 4 free)
   e   extended Select (default p): p
パーティション番号 (1-4, default 1): 1

コマンド (m でヘルプ): w
パーティションテーブルは変更されました!

自分の場合新たに認識されたデバイスがsda,sdb,sdd(sdcは既設SSD)だったので同じことを3回繰り返します。
やってみれば直ぐ分かることですが、nでパーティションの作成、新規にhddを追加するならprimary、パーティション番号は1、続いて開始と終了セクタを聞かれますが、4TBフルで使うつもりなのでEnter×2で完了。

続いてファイルシステムの作成。安定性を考慮してext4で作成しました。

# mkfs.ext4 /dev/sda1

この後 df -Th をしてファイスシステムが作成されたことを確認して、マウントして、/etc/fstabに自動マウント設定したら終わりだと思ったのですが、2TBしか認識されていないことに気が付きました。

そうだMBR形式だと2TBまでしか認識されないから、GPT形式でパーティションを作成しなくてはならないということに、ここで気が付きました。
そんな訳で今作ったパーティションはdコマンドで削除。

parted

$ sudo parted /dev/sda
(parted) mklabel gpt
(parted) p
モデル: XXXXXXXXXXX
ディスク /dev/sda: XXXXXXXXXXXXXX
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt

番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ

mklabelで分かりやすくgptと付けます。

(parted) mkpart primary ext4 0% 100%

さっきと同様に全容量を使用する設定にします。(%で指定しないと怒られる)
エラーが無ければquitで抜けて、もう一度ファイルシステムを作成してマウントして完了です。これでHDDを使用することが可能になりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA