メリット
複数のリポジトリでの開発を行っている場合などで、rubyのバージョンを切り替えられる利点があります。例えばあるプロジェクトではruby2系を使用して、別のプロジェクトではruby3系を使用するという事が可能です。
また似たような事ですが、gemをその環境に閉じ込める事が出来るというメリットもあります。つまりruby2系の環境に使用するgemをインストールする事が可能です。
rbenv導入
$ brew install rbenv
$ rbenv init
~/.zshrc
ファイルに下記を追記します。
export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"
eval "$(rbenv init - zsh)"
rbenv使用
使用しているバージョンを確認します。「*」が付いているバージョンがインストールしている中で現在使用中のバージョンです。ちなみに「system」というのはMacに元々インストールされていた(homebrewをインストールする時に入った?)Rubyバージョンです。
$ rbenv versions
system
2.6.5
2.7.2
* 3.0.0
バージョン2.5.1を指定してRubyをインストールします。インストールが完了したら、もう一度rbenv versions
コマンドで追加されたかを確認してください。
$ rbenv install 2.5.1
バージョンを変更します。local
を付けるとカレントディレクトリ内でのみバージョンが切り替わります。
$ rbenv local 2.5.1
gemを閉じ込める
先程切り替えたバージョンを使用中に何かgemをインストールして下さい。
$ gem install 【GEMパッケージ】
$ gem list 【GEMパッケージ】
gemをインストールした後に別のバージョンに切り替えてgem list 【GEMパッケージ】
を確認すると、先程いたバージョンには存在していたGEMがインストールされていないことが分かるかと思います。
これは非常に環境構築する上で便利な機能です。