Vim力とキーストロークについて
ここで言うVim力とはどれだけ上手くVimを扱えるか即ちどれだけ速くVimでコーディング出来るかという事です。Vim力を高めるためには様々なパラメータを上げる必要があります。例えば多くのVimプラグインを知っていることや、.vimrcを育てること、はたまたVimスクリプトが書けることなど細かいことも上げればキリがありません。
その中でも少ないキーストロークでコーディングをする練習がVim力を高める近道であることはVimmerの間で有名です。キーストロークとはキーボードでは打鍵の深さを意味する言葉ですが、Vim界隈ではキー入力の数を意味しています。早い話が少ないキー入力でファイルを編集する知識が有れば有る程コーディング速度は上がるよねということです。
今回はVimGolfというサイトを使ってそういった練習を行う方法を紹介します。
VimGolfとは
Vimにおける少ないキーストロークの重要性について先程述べましたが、VimGolfというサイトがこれの非常に良い練習になります。
使ってみるのが一番理解が速いと思いますが、VimGolfとは変更前のテキストと変更後のテキストが用意された問題集の様なサイトです。ここでは世界中のVimmerがそれらのテキストを如何に少ないキーストロークで編集出来るかという事に日夜心血を注いでいます。
最低工数のキーストロークがページ下部に載せられているのでそれを読むだけでも勉強になります。ちなみにVimGolfではプラグインや.vimrcの設定は利用出来ず標準のVim操作のみが有効です。
VimGolfの始め方
VimGolfではTwitterのアカウントを使用しますのでお持ちでない方は作成して下さい。お持ちの方はVimGolf公式HPの「SIGN IN WITH TWITTER」からTwitterアカウントを連携させて下さい。連携させると次からはVimGolfを閲覧する際に右上にVimGolf用のKeyと呼ばれるトークンが発行されるのでこちらを控えておきます。
次にターミナルで次のコマンドを入力して下さい。
$ gem install vimgolf
$ vimgolf setup
※途中Keyの入力を求められるので先程取得したキーを入力して下さい
設定はこれで完了です。あとは適当に問題を見つけてURLのid部分を取得して下記のコマンドを実行して下さい。ただし今はもう出来なくなってしまった問題も多くあるので出来る問題は限られています。
$ vimgolf put 【問題のid】
途中まで編集されたバッファが立ち上がるので出来る限り少ないキーストロークで編集して保存して下さい。q
で終了、r
でリトライが出来ます。
終わりに
VimGolfは一問一問に結構時間が掛かってしまいますが学べることが非常に多いです。Vimに慣れてきた人でもそうでない人でも勉強になると思いますので是非やってみて下さい。
最近、仕事用のMacをツイッター連携したくなかったので、使っていないMacをSSHログイン出来るように設定してVimGolf用のマシンに転生させました。