Vimでブラウザ検索をする

Vimでブラウザ検索出来たら

まず通常の方法でコーディング時の検索に掛かる最大工数を計算してみたいと思います。

  1. <Cmd + tab>でブラウザにアクティブアプリを切り替える
  2. <Cmd + t>で新規タブを開く
  3. 検索ワードを入力もしくはコピペする。

といったように3工程存在します。今回はopen-browserというVimプラグインを導入してVimで直接ブラウザ検索を行う事で、これを2工程以下の工数に省略したいと思います。

Vimでブラウザ検索するための準備

まずはVimAwesomeからopen-browserプラグインをインストールして下さい。Vimプラグインのインストール方法はこちらをご参照下さい。

open-browserプラグインをインストールしましたら、GitHubに開発者の方々が記載しているdoc/openbrowser.txtというreadmeのような説明書がありますので、その通りに下記のコードを.vimrcに追記します。

let g:netrw_nogx = 1 " disable netrw's gx mapping.
nmap gx <Plug>(openbrowser-smart-search)
vmap gx <Plug>(openbrowser-smart-search)

以上でVimでブラウザ検索するための準備は完了です。

Vimでブラウザ検索してみる

早速Vimでブラウザ検索してみましょう。ノーマルモード内で適当な単語の上にカーソルを移動してgxと入力してみて下さい。ブラウザが起動してカーソルの下にあった単語で検索されたかと思います。工数に注目してみて下さい。

  1. 検索する単語まで移動してgxを押す

gxの入力はほぼ工数にカウントする必要がないので、検索ワードまで移動するだけです。これは実際にopen-browserプラグインを使ってみないと気づきにくいのですが、非常に工数削減に繋がります。ましてエンジニアなんて検索することが仕事みたいな側面もあるので一層シナジーが高いです。

ビジュアルモードからVimでブラウザ検索する

またVimにはテキストオブジェクトという概念があります。テキストオブジェクトとはVimが何処までを単語と認識しているかというものです。ハイフンやドットは含むのかとか、クォーテーションをどう扱うのかみたいな話です。

このテキストオブジェクトとの兼ね合いでopen-browserプラグインで上手くVimで検索出来ないことがありますが、その場合は検索したい文字列をヴィジュアルモードで選択した状態でgxを実行すると検索可能です。では工数はどうでしょうか。

  1. 検索する単語まで移動する
  2. ビジュアル選択してgxを押す

今回のケースでも2工程に抑えられています。

Vim外の文字列からVimでブラウザ検索する

ここまではVimで編集のファイルに検索ワードが存在する前提でしたが、ブラウザのURLバーで入力するようにVimで検索ワードを入力する事も可能です。

:OpenBrowserSearch 【検索ワード】

上記のExコマンドを実行すると検索ワードをブラウザ検索してくれる筈です。

  1. コマンドを入力する

今回も工数はちゃんと抑えられています。コマンドが長いので若干強引な理論かもしれませんが、タブ補完を使えば結局時短にはなるかと思います。

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