yumを理解理解する

はじめに

普段当たり前の様に使用しているパッケージ管理ツールのyumですが、手順書通りに使うあまりよく理解せずに使用している節がありました。そこできちんと理解しながら使いこなせるようにここに纏めていきたいと思います。気づいたことがあれば随時更新していきます。

yumとrpm

どちらもパッケージを管理するコマンドですが、rpmは個々のパッケージを細かく管理出来て、yumは依存解決も含めてパッケージ群をまとめて取り扱えるという違いがあります。

rpmコマンド

1. インストール
$ rpm -ivh 【パッケージ名】
2. アップデート
$ rpm -Uvh 【パッケージ名】
3. ローカルにインストールされているパッケージを検索
$ rpm -qa 【キーワード】
4. パッケージ概要、インストールされた日時、ビルドされた日時など
$ rpm -qi 【パッケージ名】
5. パッケージ削除 ※あくまで単体削除で依存解決はしない
$ rpm -e 【パッケージ名】
  • -i
    • パッケージ単位でインストール
  • -v
    • 詳細情報出力
  • -h
    • 途中経過ハッシュ表示
  • -U
    • アップデート
  • -a
    • 全て表示(-qと一緒に使用した場合)
  • -i
    • パッケージ情報表示(-qと一緒に使用した場合)
  • -e
    • パッケージ削除

過去にこんな記事を書きましたが、分け合ってオフラインで構築しなくてはいけない時などはそもそもrpmを使わざるを得ない場合もあります。

yumコマンド

1. インストール ※依存関係も解決
$ yum install 【パッケージ名】
2. アップデート
$ yum update
3. ローカルにインストールされているパッケージを表示
$ yum list installed
4. リポジトリを元にキーワードにヒットするパッケージを検索
$ yum search 【キーワード】
5. パッケージ概要、レポジトリなどを表示
$ yum info 【パッケージ名】
Repo        : installed      ← インストールされている場合
From repo   : epel           ← インストールされている場合
Repo        : base/7/x86_64  ← インストールされていいない場合
6. パッケージ削除 ※依存関係も解決、安全に削除
$ yum remove 【パッケージ名】

基本的にはyumの方でインストールするのが楽です。

EPELリポジトリ

EPEL(Extra Packages for Enterprise Linux)リポジトリは標準のリポジトリには存在しないパッケージをyumでインストール出来るようにするリポジトリのことです。

$ yum install epel-release
$ yum update

上記のコマンドでepelリポジトリを追加できます。リポジトリを追加したらアップデートをかけるとepelリポジトリを使用することが出来ます。

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