各規格との比較
規格名 | 転送速度(bps) | 給電能力(W) |
USB2.0 | 480M | 5V×500mA |
USB3.0 | 5G | 5V×900mA |
USB3.1 | 10G | 20V×5A |
Thunderbolt3 | 40G | 20V×5A |
※USB3.1規格にはGen1とGen2がありますがUSB3.0とGen1は同じものです。
何が違うのかというとまずデータ転送速度が向上しています。動画や音声ファイルなど日常で扱うデータサイズが大きなっていることで伝送速度向上の需要が高まったためですかね。更に給電能力も飛躍的に高まっています、後述のType-Cの影響もあり給電能力も重要なパラメータになってきております。
USBには下位互換性があり規格の違うもの同士でも接続することが可能。しかしその場合は遅い方に速度が制限されてしまうので注意が必要です。例えば片方がUSB3.1でも逆側がUSB2.0なら転送速度は480Mbpsに制限される。
言うまでもなくそれぞれの見分け方はUSB2.0は端子の色が黒か白、USB3.0なら青色。USB3.0とUSB3.1(Gen2)の区別の仕方についてはロゴにSUPERSPEED+と「プラス」が付いているかそうでないかです。
Type-C
次に大きな違いと言えば新たに制定されたType-Cコネクタです。自分も勘違いしておりましたが、Type-Cとは形状の事を指し、新しい規格としてThunderbolt3が定義されました。Type-Cのメリットはあの楕円形のコネクタで上下に区別が無くなり、逆向きで差したときの「あれ、差さらない」というストレスから解放されるということや、円形は摩耗に強く経年劣化を防げる点などです。
他にも互換性に優れているということや、新規格のThunderbolt3の伝送速度などの良さもあります。そして給電力や伝送速度が強化された事によりType-Cコネクタ1つで様々なデバイスを相互に接続できる様になりました。このまま「映像出力はHDMIケーブルで、充電はACアダプターで……」みたいな煩わしさがドンドン無くなれば良いですね。