ファイル転送
日常でファイルを転送したい場面は多いです。友人にあるいは自分に、様々な種類やサイズのファイルを送りたいことがあります。
実際そのような時どうしているでしょうか。メールに添付したりUSBメモリなんかを使用したり、あるいはSNSを使うかもしれません。自分もよくLINEで自分一人だけのグループを作成して自分にメッセージを飛ばしたりしています。
ですがファイルサイズが大きい場合はどうしますか。例えばDiscordだと100mb以上は送信出来ません。大容量の記憶装置を用意するのもコストが掛かるし、圧縮して転送するにしても圧縮効率には限界があります。GoogleDriveならあるいは可能でしょうが、アクセス権限のリクエストや承認メールが面倒臭いです。
FTP
そこでおすすめな方法がFTP転送です。大抵のOSには標準で搭載されているコマンドなので汎用性も高いお手軽な方法です。例えばWindows10からUbuntuにファイルを送ると仮定して、基本手順は次のようになります。
- UbuntuでFTPサーバをたてる(FTPサービスをONにするだけ)。
- Windows側からFTP接続する。
- 転送する。
Windows上でコマンドプロンプトを起動して次のコマンドを打てば転送できます。
※CentOSでFTPサーバを立てる方法はこちら
ftp [IPアドレス]
ユーザー:[ユーザー名]
パスワード:[パスワード]
1. Win → Ubuntu の場合
put [ファイル名]
2. Ubuntu → Win の場合
get [ファイル名]
putでファイルを送信、getでファイルの受信が可能。
hashオプションで転送状況を確認することもできます。
OSのイメージファイルのやり取りとか、サイズの大きいファイルのやりとりでは重宝すると思います。
こちらの記事のハイブリッド暗号方式によるファイル暗号化を併せて利用すれば、安全に転送することも可能です。